★KAWAI Made in Japan ★コパーベル ★ライトウェイト ★超精密加工 1970年に販売開始された初代KAWAI JEWELです。YAMAHAのプロモデルの対抗器として登場したモデルでYAMAHA同様に赤ベルを採用した高級機種ですが、YAMAHAより銅の成分が多い、コパーベルを奢っていました。 1stスライドはリバースでサドルタイプのサムフックが装着され、3rdスライドもリバースで可動タイプのフィンガーリングとロッドタイプのスライドストッパーが装着され、Bengeのトランペットに似たプレート状のブレースが上下のパイプを繋いでいます。 ツーピースのバルブケーシングにはモネルメタル製のピストンバルブと真鍮削り出しのスピル(バルブガイド)を採用した高級仕様。 JEWELは超精密加工のピストンバルブ、ハンドラッピングされた1st、3rdスライド、ライトウェイトと当時の高級トランペットのスペックを殆ど実装していましたが、学校の吹奏楽部が主な販売先だったため、3rdスライドのフィンガーリングが調節可能なタイプとなっている等、学校備品の佇まいもあり、上級者や個人所有には躊躇する部分となっていました。 出品にあたり、JEWELの性能を最大限に引き出すためのカスタマイズを操作系をメインに実施しています。 ヘビーウェイトタイプのトランペットが主流になり、ライトウェイトのトランペットは希少な存在となってきました。コパーベルなので、倍音成分が多く、太く暖かみのある音色です。このセッティングは、輸入品を含めても現在は見当たりません。 出品に当たり、1970年の”バンドジャーナル誌”の広告ページを参考に出品価格を決めました。この価格は当時の大卒、上級国家公務員の初任給より、高目の価格設定でした。